頭痛
 秋史の頭痛は収まらなかった。

 十分な睡眠をとっても、何も変わらなかった。


 しかし、この痛みは、秋史にとって人生の転換点が訪れる予兆でもある。


 今回も何か起こるのではないか、と、何かしらの因縁を感じて止まなかった。


 何かが起こる。

 きっと、何かが起こるに違いないのだ。
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