天才少年と天然少女
「心配しないでいいよ。どこにも行かないよ。泣かないでいいよ。」


朔は、オレにじゃなくて

オレの心に言うように

そう言ってもう一度

目を閉じた。



「ほんとかよ.....。」


オレは隣で眠る朔の髪を優しくなでた。


やさしい気持ちになった。

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