天才少年と天然少女
小さい頃はこうやって、寝ないで
パパとママを待ってたっけ。

3時くらいまで帰ってこないときもあったっけ。


泣きながらママのケータイを鳴らしたけど
出てくれなかったっけ。

高校生になって

ニューヨークに行くことになって
でもせっかく海山に受かったから
私、一人暮らしすることにしたんだ。


でも....

一人で家にいるのは寂しいし
兄弟もいないし


寂しくて、星加に電話したり
イブとメールしたり

何かを使って紛らわしてるけど
< 162 / 170 >

この作品をシェア

pagetop