STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
無言の促しにあたしは
封筒の中身を膝の上に出した。



そこにあったのは数枚の
写真と――



「……病院のパンフ?」



「あぁ。

“高瀬総合病院”。

白金にある有名な病院だ」



白金、ね。


場所といいパンフの表紙の
外観といい、あたしには
縁のない大きな病院だって
すぐにわかる。



「写真の男が高瀬 和樹
(タカセ・カズキ)、33歳。

その高瀬医院の院長の
息子で、副院長であり
外科医でもある男だ」



「高瀬和樹………」



つぶやきながら写真に目を
移した。


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