STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
与えられた偽名をスラッと
口にする。



それを聞いて、和樹の
表情が少し変わった。



「堀江というと――
もしかして堀江メディカル
の……?」



「えぇ、そうです! 

嬉しい、覚えててくれたん
ですか!?」



大ゲサに喜ぶと和樹は
ちょっと困った顔をした。



そりゃそうだろうな。


覚えてるも何も二人は
何年も前にちょっと顔を
あわせたことがあるだけの
はずだし、当のあたしは偽者だ。



(けどお願い、
騙されてよ……!)


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