STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
那智が指差したのは壁際の
シェルフだ。
問答するより早いと思って、
あたしは素直にそこに移動した。
両開きのガラス戸を開けて
中を見る。
だいたいが楽譜と音楽雑誌
だったけど、他に数枚、
CDが入ってた。
「これ―――…!!」
手にとったあたしは絶句する。
CDのジャケットに写ってた
のはピアノを弾く那智の
写真で……
それだけじゃなく、帯の
あおり文句には、
《若手実力派No.1!
神の指先を持つ日下那智が
奏でる、奇跡の旋律》
_
シェルフだ。
問答するより早いと思って、
あたしは素直にそこに移動した。
両開きのガラス戸を開けて
中を見る。
だいたいが楽譜と音楽雑誌
だったけど、他に数枚、
CDが入ってた。
「これ―――…!!」
手にとったあたしは絶句する。
CDのジャケットに写ってた
のはピアノを弾く那智の
写真で……
それだけじゃなく、帯の
あおり文句には、
《若手実力派No.1!
神の指先を持つ日下那智が
奏でる、奇跡の旋律》
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