STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「オレが欲しいって。

誘ったんじゃないの?」



「バッ―――…」



バカじゃないの!?



あたしがアンタを誘う?

――んなことあるわけ
ないじゃない!



内心ではそう喚いてるのに
なぜか口に出せないで
いたら、那智は笑みを濃く
しながらあたしに近づいてきた。



「違った?

オレにはそうとしか
思えなかったんだけど」



「ちっ、違うわよっ!!

てゆーかアンタ仕事中でしょっ!

マジメに作曲しなさいよっ!!」


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