STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
料理にも手をつけず、
両手をテーブルの上で
グッと握りしめて憤りを
アピール。



すると即座に、なだめる
ような優しい声が飛んできた。



「本当だな。

今時そんなのはおかしいよ。

小夜子さんが嫌なら絶対
受けるべきじゃないと、
僕も思う」



「……そうですよね!?

あたし、本当に嫌なんです。

まだまだ勉強したいこと
あるし……。

それに何より、好きでも
ない人と結婚なんて――!」



「そうだね。そのとおりだ。

小夜子さんの気持ち、
すごくわかるよ」


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