STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
ホテルを出て那智の車を探す。
すぐに見つけて乗り込むと、
那智は開口一番『お疲れ様』
と言ってくれた。
「マジ疲れたよ。
お嬢キャラもだけど、あの
男の顔見てるだけで疲れる」
「そっか。――ホントに
ご苦労様」
言いながら那智は車を
発進させた。
大芝居を終えた後で気が
高ぶってるのか、何となく
沈黙が嫌に思えてあたしは
自分から話を始める。
「――予想どおりの
反応だったね、アイツ」
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