STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
そう思ってあたしはペコリ
と頭を下げ、その場を
離れることにした。



「人を待ってますので、
失礼します」



ところが、舞さんは思い
がけず鋭い声でそれを
引き止める。



「あ、ま、待って!」



「え―――…?」



「あ、ゴメンなさい。

けど聞いときたくて。

あの……あなた、那智の
彼女なの?」



「は………?」



思わずマヌケな声で聞き
返して立ち尽くしてしまった。



那智の彼女? あたしが?



「ち、違いますよ!

彼女だなんてとんでもないっ」


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