STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
それを受けて二人が両
サイドからあたしの腕を
押さえると、和樹はやっと
あたしの上からどく。



そして無言で睨みつける
あたしに冷たい嘲笑を
落として、



「せいぜい頑張れよ。

ソイツら調子乗るとすぐ
けっこうなオモチャとか
薬とか使っちまうから、
壊れないようにな」



そう言って、最後に和樹は
そっとあたしの耳元に顔を
寄せ――…。



『楽しかったよ、“小夜子”』



その言葉を最後に、
見知らぬ男達だけを残して
――部屋を、出て行った。


_
< 275 / 396 >

この作品をシェア

pagetop