STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「よく頑張ったね。

那智が腕を切られそうに
なったの、かばったんだって?」



「あ……ハイ。

なんかもう、夢中で……」



言ってて、さっきは一度
忘れかけた疑問に再び
行き当たった。



「あたし……刺された
わけじゃ……?」



「刺されてないよ。

相手もビックリして手元が
狂ったみたいで、思い切り
ぶつかっただけ。

位置が悪かったら怪我
してただろうけどね。
ホントよかった」



「なんだ……」



どうりでどこも痛くないはず。
衝撃で気絶しちゃっただけ
だったんだ。



……あれ? 
でもそれじゃあ……。


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