STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「どっちにしろ、計画は失敗だ。

間違ってるって、天が
教えてくれたのかもな」



窓の向こうの空を見上げる那智。



天っていうのはきっと、
お母さんのこと?



そうかもしれないけど、
あたしはまだその話を
してなかったことに
気づいて、改めて言った。



「ゴメン……
失敗しちゃって……」



「どうして汐音が謝るの?

キミのせいじゃない。

オレの方こそ、危険な目に
あわせて済まなかった」



那智は逆に謝って、静かに
あたしの髪に触れる。


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