STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
そしてゆっくりと上から
下へ髪を撫でながら、



「汐音が無事なら、計画
なんてどうなったっていい。

いや……本当はもうずっと
前から、こんな計画意味が
あるのかって思い始めてた」



「え?」



意外なセリフに驚くと、
那智ははにかんだように笑って、



「いつの間にか……キミが
兄貴に抱かれに行くのを
見送るのが、苦痛だったんだよ。

本当はもうあの時点で、
計画は失敗してたのかも
しれない」



「那智………?」



鼓動が、トクンと跳ねる。


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