STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
(そうだ、あたし……

あの時、もう最後だって
思ったから……)



見る間に体の熱さが増し、
心臓がドクドクと騒がしく
鳴り始める。



きっともうあたしの顔は
耳まで真っ赤だろう。


そう思うけど、
どうしようもない。



「あ、あれは………!」



上擦った声で言って、でも
その後のいいわけが出ずに
また口をつぐむと、とう
とう那智がハァッと大きな
ため息をついた。



「……なんだ。
忘れちゃったのか。

じゃあどうせテキトーに
言った言葉だったんだな」


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