STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「テ、テキトーじゃな……っ!!」



反射的に叫びかけてハッとする。



那智がニヤリとした
イジワルな笑みを浮かべてた。



(……ハメられた……!)



あたしのこの顔見て忘れた
なんて思うわけないじゃん。


まったくあたし、
ボケまくりだよ……!



「………サイテー」



精一杯の強がりでそう
言って、そっぽを向こうとする。



でももう那智は容赦なかった。



あたしの顔をその長い
指先でクイッと元に戻すと、



「もう1回聞きたいって
言ったのに、汐音がイジ
ワルするからだろ」


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