STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「ホラ、乾杯」



グラスを白い指で持ち、
あたしに向かって小首を
かしげる男。



「……するわけないでしょ」



あたしは冷たく吐き捨てて、
グラスを取るなり一気に
あおった。



飲んだのは、別にコイツに
対して警戒を解いたわけ
じゃない。



ただもうなんかバカらしくて、
どうでもいいやって気に
なったからだ。



「盗撮写真、警察に持って
行きたきゃ持ってけばいいわよ。

ネットにバラまいたって
かまわないわ」


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