STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
そうなったらあたしはこの
街を出て別の狩場を探すだけだ。



そんなとこ、東京でも
それ以外でも、まだ
いくらでもある。



どこだっていい。


ここにいなきゃいけない
意味なんて、ないんだから。



「だからもう帰っていい?

あたし、疲れてんの」



ウンザリした声で言うと、
男は困った顔で苦笑して
一口ワインを飲んだ。



「ナニいきなり自暴自棄に
なってんだよ。

あのな……オレだって別に
写真バラまきたいだなんて
思ってないんだぜ?」


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