STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
でも今までお酒を飲んで
男と寝たって、こんな
感じになったこと一度も
なかったのに。



「汐音は感じることが
できないんじゃない。

きっと今までは心が
バリケードを張ってたんだ」



「バリケード……?」



「そう。

相手のことも見下してたし
したくてしてたわけじゃ
ないんだろ?

だから」



「……………」



もっともらしいこと言って。



会って数時間のアンタに
どーしてそんなにあたしの
ことがわかるってのよ。



「あたし別に……アンタと
したいとも、思ってない――」


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