STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「―――いらない」



てゆーか、ごまかそうと
したのミエミエだっての。



「そんなこと言うなよ。

オレも飲むから、持って
きてやるから。

どうせ腰に力入んなくて
動けないだろ。

そのまま待ってな」



「―――――!」



ったく、どこまでイヤミ
なんだか。

わざわざ“腰に”とか
強調するのが超ムカつく。


―――図星だから、よけいに。




あたしはもう何も言わずに
黙って顔をそむけた。



那智はすぐにドアを離れて
どっかに行ったみたいだった。


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