STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
彼がコーヒーを持って戻る
までの間、あたしは極力
冷静になろうと懸命に
心を落ち着ける。




――恥ずかしがることはない。



昨日の夜あたしがあんな
ことになったのは……

きっとそう、初めて飲んだ
上質のワインと、アイツの
せいだ。



アイツがメチャクチャ
手慣れてて、うまいから。



だけど、それでいいんだ。



だってあたしは、アイツと
“契約”しちゃったんだから。




……そこまで考えた時、
那智が戻ってきた。


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