可愛いあの子は危険生物<短>


こんな風に、俺たちの仲は順調で。
学校でだって、最初こそ男子達から恨めしい目で見られていたものの、今となったは俺とるるかは公認の仲となっていた。


というのも、


『おっはよっ!』

「おー…っとるるか…!」

背後からるるかの声であいさつが聞こえたとおもったら、次の瞬間膝に体重がかかったのを感じて、間もなくそれがるるかの重みだということが分かる。

俺の膝にちょこんと座るるるか。

それも体をこっちに向けて。


『座り心地いいねぇ〜』

「馬鹿っ!降りろ…!」

教室のど真ん中で、こんな朝っぱらからいちゃついてるなんて、痛々しい。

嫌でも視線を感じるので、流石に恥ずかしい。


『いーや』

「お・り・ろ!」

『嬉しいくせに〜』

るるかはそう言って俺の脇腹をつかみ、擽ってきたのだ。

こいつ!俺の弱点を…!!


「ちょ、やめっ!やっ…!」

ふにゃりとチカラが抜けて、情け無い超えをあげてしまった。


それを聞いたるるかは、

『乙女かっ!可愛い声もっと聞かせろ〜』


わけのわからないスイッチが入ってしまい、行為はエスカレートする。


「ほんとやめっ…ろってば…!」

『ここはどうかな…』


そして、るるかはなんと…




「どっどこ触ってんだよー!」




俺の太ももをいかがわしい手つきで撫でたのだった。






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