彼は大人気アイドル★(短編)
「ほら、雪衣。来て」
私は手を引かれて、ステージに出た。
「あの子が彼女?」
「ちょっと残念なんだけどー」
みんな私を見て何か言ってる。
凄く恥ずかしいよお!
「ねえ、正貴!どういうこと?」
私は小声で言った。
すると正貴は、ニコッとして
「僕はこれを狙ってたんだ」
…え?どういう意味?
「まあ。君へのサプライズだよ!」
ボロボロ。私は涙がこぼれ落ちた。
正貴は戸惑っていた。
「あ!えっと、こちらが僕の彼女…
雪衣です。今までいるって黙ってて
ごめんなさい!」
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