【BL】風鈴が鳴る頃に[短編]
顔を上げると、やっぱりクラスは目に見て分かるぐらいソワソワと落ち着きがない。
「転校生うちのクラスかぁ」
「ちょ、イケメンキタコレww」
「静かにっ!!」
先生がもう一度声をあげると流石に教室は静かになる。どうやら転校生がくるらしい、ウチのクラスに。
さらさらと黒板に名前を書いていた長身が、くるりとこちら側に向きを変えた。
ーー一瞬、見間違えたかと思った。
「神谷 直人(カミヤ ナオト)です。まだ、この学校の事について知らないことばかりですが、良かったら教えて下さい。よろしくお願いします」
[ チリーン チリーン… ]
風鈴が鳴った。頭の中で、目の前で自己紹介したばかりのこの男の声が何度も反響する。まるで答え合わせをするかのように、ーーあの夜の"流"の声と重なった。
ガタン、椅子が大きな音をたてて倒れた。教室のみんなの視線が一瞬こっちに向く。
その中で、藍色の瞳だけが驚いたようにパッと見開かれていた。
「転校生うちのクラスかぁ」
「ちょ、イケメンキタコレww」
「静かにっ!!」
先生がもう一度声をあげると流石に教室は静かになる。どうやら転校生がくるらしい、ウチのクラスに。
さらさらと黒板に名前を書いていた長身が、くるりとこちら側に向きを変えた。
ーー一瞬、見間違えたかと思った。
「神谷 直人(カミヤ ナオト)です。まだ、この学校の事について知らないことばかりですが、良かったら教えて下さい。よろしくお願いします」
[ チリーン チリーン… ]
風鈴が鳴った。頭の中で、目の前で自己紹介したばかりのこの男の声が何度も反響する。まるで答え合わせをするかのように、ーーあの夜の"流"の声と重なった。
ガタン、椅子が大きな音をたてて倒れた。教室のみんなの視線が一瞬こっちに向く。
その中で、藍色の瞳だけが驚いたようにパッと見開かれていた。