SKY☆ROUND

コクッと頷きピースサインを返したあたしは、真希が家に入っていくのを見届けてから、振り返り歩き出した。


ゆっくりと歩きながら、

“あたしは・・・"なんて、

何であんなことを口走ったのだろう・・・とひとり思い返す。


もうすぐ十字路に差し掛かろうというところで、人影が見えた。

十字路に来て顔を横目で覗き込み、その人影が唯の彼氏であるタケルだと気付く。


.
< 132 / 226 >

この作品をシェア

pagetop