コンパスで作る地球
私は天才なのかもしれない。
思わず悪魔の笑いがこぼれる。
「出たッ!紗耶香の世にも奇妙な笑い。」
「倉橋ってどこか笑いのツボが可笑しいよな。」
私の笑いを気にする二人を無視しては話を勧める。
「今……次回のテストの順位表が私には見えた。」
私は怪しい占い師の役になってエア水晶を操る。
「えっじゃあ俺っ俺何番?」
「そこはわからない……」
「何で?」
自分の結果に興味津々らしく尾田クンが話し掛けてくる。
でもせっかくのお客さんだけど分からないものは分からない。そう私が見えたのは上位の三人。
「ズバリッ!一位は私。二位は漆原クン。そして三位に吉野クン。」
これが水晶から見えた未来。最高の結果。
「ちょ?何で俺が三位なの?」
「「今まで一位だったからいいじゃんかッ!」」
漆原クンと私が吉野クンにぶつける。
「ウハハッ。すげぇ治斗のこんな可愛そうな姿見たことないよ。写メ。写メ!」
「おい…就也止めろ。てか助けろやッ!」
ふざけて携帯を取り出す尾田クンに吉野クンが怒りだす。
「漆原クンッ!」