コンパスで作る地球
無駄なことで悩んでいる吉野クン。きっと尾田クンに私が代わりにそのことを伝えれば何も言わずに尾田クンは吉野クンの所へ向かい想いを伝える。
それで全部解決!
って言う考えが甘かったのか。私が思っているほど事が深刻だったのか。そんなことは分からないけど……
「男の友情って……」
女は入ってくるなって?余計なことするなって?
そう考えれば誰だってこんな顔になる。ほこりが付いた窓ガラス。ぼやけて見えるけど大体の予想は付く。
「別に話ぐらいなら聞くからさ。こんな無理矢理に鞄盗んで連れてくんなって。」
嘘つき……逃げるくせに。
「ゴメン……」
何で私弱気になってんの?気付いたらすんなりと謝罪してるしさ。こんなんじゃ吉野クンに申し訳じゃん……
だけど……
「別にそんな……責めるわけじゃないけど。」
「ううん。教室戻ろう。」
何をするわけでもなく。
「俺が先に戻るよ。ちゃんと柊にも何発かやりてぇし。時間ずらそう。」
昨日の吉野クンと同じように……
「そうだね。頑張れー!てか私の分もお願い。変な噂とか立てそうだから。」
「了解。じゃ。」
その場を去る。