岩内さん、フォーカス!
おずおずと手を挙げる。



「それ、僕です…」

「あら。あらあらあらぁ。大変だったわね。怪我は無い?」

「蹴りを一発食らいました」

「痛む?」

「いいえ。大丈夫です」

「そう。よかった」



愛歌はにっこりと微笑んだ。



…岩内先輩の笑顔とはまた違った魅力が有るな…。



「何か困ったことが有ったら、いつでも、放送室に来てね。どんなお悩みでも大歓迎だから」



そう言って、愛歌は去って行った。



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