ふわり、ひらり
そこに着いたのは7時40分


全力疾走したため、息も絶え絶え


そのお陰か、望月くんもちょっと怒っただけですぐに許してくれた


「ったく、雪乃ってば寝ぼすけだなぁ。集合時間に起きるとか最悪じゃないか」


くすっと笑いながら言ってくれる望月くんに私は少し安心してしまう


「ほら、早く行かないと本当に遅刻しちゃうよ?」


そう言って歩き出す望月くん


私はその姿を見て、優しい望月くんに感謝した


そして、だんだん遠ざかっていくの背中を慌てて追った




でも、


なかなか近付けない


「ちょ、ちょっと待ってぇ!」


さすが男女の差


望月くんの歩幅が広くて、私が小走りで歩いても全然近付けない


「ぁ、ごめん。早かった?」


「ぇ、ぁ、うん。もう少しだけゆっくり歩いてもらってもいい?」


そういうと望月くんは「当り前じゃん」と、綺麗に笑ってみせた


どくん、どくん・・・


いつもより早く、心臓が波打つ


これは、運動に馴れない私が少しだけだけど走ってしまったせいなのだろうか


それとも、


それとも、


________....望月くんと一緒にいるから?









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