ふわり、ひらり
私はふるふると頭を振った


なんで?

望月くんのせいな訳ないじゃないか


ずっと病院生活を送って体力がないのに、無理して走ったりしたせいだ

それ以外に何が考えられるの?


それ以外、あり得ないでしょう?


私は、一人そう納得して、両手でぎゅっと拳を作った


「雪乃・・?」


「ぇ?」


「大丈夫? ぼーっとしてたから・・」


いけない、私ったら何やってるんだろう


「ううん、大丈夫!!」


余計な事は考えない、目の前のことだけに集中すればいい


私は未だ心配そうに私の顔を覗き込む望月くんににこっと大袈裟に笑いかけて、


「早く行こう、本当に遅刻しちゃうんでしょ?」


そうやって前に促した

< 40 / 42 >

この作品をシェア

pagetop