ふわり、ひらり
学校の校門を潜ると、幸いなことにまだ登校している生徒が結構いた


私たちはそれにまぎれて、足早に下駄箱まで向かう


望月くんにばいばい、と他の人には気付かれないように小さく手を振って、私は駆け足で教室まで行こうとした



「あ、和也ぁ♡」

「おっはよぉ!!」

「今日遅いね?あたしもだけどっ♡」


・・・・後ろから、女の子特有の甘く、高い声が聞こえる


私はそれに一瞬足を止めて振り返ろうとしたが、ぐっと唇を噛み締め、そのまま全力で教室まで走った






< 41 / 42 >

この作品をシェア

pagetop