SWEET BUTTERFLY

「何?妬きもち?」

「そんなわけないじゃん。」

「そうだよね…あなたが俺なんかに妬くわけないか…」


小さなため息が前髪をくすぐる。

「ねえ、今日は何時くらいまで一緒にいられる?」

「ん…ごめん。千歌迎えに行かなきゃ。」


「じゃあ次はいつ会える?」


「連絡するよ。」


約束なんかできない。

悲しい目をする彼を見ても…


逃げて来たくせに私はやっぱり気持ちが揺らいでいて…


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