鎧―キミヲ守ル―
「あ、珍借り物競争って、今年は明瀬も参加するらしいぞ?確か3年と一緒」



哲司が卵焼きを食べながら言って来た。

私は「だから?」と返事をしながら、瞬斗にサンドイッチを渡す。

航は煙草を吸い、会話に参加していない。

飛鳥は唐揚げに夢中。



「明瀬、お前と張り合ったりして(笑)」



峡がポテトを銜えながら、私をニヤニヤと見る。

私はそれを鼻で笑い飛ばした。



「相手にしないから」



海老フライを尻尾までムシャムシャ食べ、ジャージに落ちたパンのカスや、海老フライの衣を払う。

教師が生徒に本気とか、明瀬はダサい。
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