隣の席の王子様!?
授業中

今は6限目、数学の時間だ。
顧問の青谷先生はとても
厳しい先生で有名だ。
いつものように授業を聞こうと思うが、
やっぱり気になる...。
そう、当真君のことだ。
するとコロコロコロと何かが
私の机の下に転がってきた。
消しゴムだった。
とっさに私は拾ったが、
誰のか分からなくて
辺りを見回した。
すると隣から小さかったが
「それ俺のっ」と声が聞こえた。
私はその声に反応し見上げた。
持ち主は当真君だった。
私は当真君の顔に見とれてしまい
ボーっとしていた。
「早くっ」
「あ、ああ、ご、ごめん」
私何してるんだろう...。
当真君に消しゴムをやろうとしたが
手が震えてしまい落としてしまった。
すぐさま消しゴムを拾おうとすると
なんと当真君と手が触れてしまった。
驚いてしまい「やっ!!」と
思わず言ってしまった。

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