白いYシャツと夏空と君。





「…そっか、」


「あいつ、最後まで悩んでたよ。俺に殴りかかってきたし。」



その姿を浮かびあげると自然と笑みがこぼれる




「俺もカウンターしたけどな。」


にっと笑い、笑みを見せる。
そういえばいつかの日、頬にばんそうこをつけて帰ってきた日があったかもしれない。

そんな大きな怪我は冷やした方が良い、なんて言ったけど強がっていいんだ。なんて言ってたっけ…。




「…馬鹿だなぁ、」


「馬鹿だよ、あいつ。」






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