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そんなあたしを見て、『具合悪いのか?』とか『おいしくない?』とかお母さんやお父さん、パパやママにいろいろ聞かれた。
でも、何も答えようとしないあたしの変わりに、
『ずず、ふられてふてくされてんだ』
って、チーズケーキを頬張る春が言った。
春のその言葉に、フラれた瞬間を思い出したあたしは『うわぁーん!』って泣き出した。
突然泣き出したあたしに、お母さんたちはオドオドしていた。
そんなの気にしない様子で、ケーキを食べていた春は『春泰、泣かせちゃダメだろ!?』ってパパに怒られてた。
ちょっとふて腐れた顔をしながら『おれじゃないもん!ずずがかってにないた!』って、そう言っていた。
いつまでも泣き止まないあたしの手を引っ張る春は『なんですぐなくんだよ!おれがおこられたじゃんか!』文句言いながら、玄関に向かった。