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グズグズするあたしに、

『くつはけ!』

って言って、春は外に出た。


意味がわからないあたしは、急いで靴を履いて、春を追いかけた。

いろいろと突然すぎて、涙も引っ込んだ。


そして、公園について、春はブランコに駆け寄った。

『…しゅんなにするの?』

『あそぼ!くつなげしよ!』

そう言われて、頷いたあたしは隣のブランコに座った。


春は手加減をしないから、あたしがどんなに思いっきり靴を投げても勝てない。


『しゅんー、もぉつかれたぁ』

何回も何回も、春の靴を取りに往復するあたしは、お腹も空いていて体力的にも疲れていた。

春に靴を渡すと、春はあたしに『ずず、もうげんきでた?』って聞いてきた。





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