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んでも!ぜ〜んぶ!ダメだった!!
あぁ、神様って居るのね。
「ち、因みにあたしのどこを…?」
「春奈ちゃん、いつも笑ってて元気で、良い子だなぁって。あ、俺同じ2年なんだけど、廊下ですれ違った時とか良いなって」
そう言った彼は優しい顔をする。
背はちょっと小さいけど、あたしよりは大きい。顔も、特別カッコイイわけじゃないけど、嫌いな顔付きではない。
「返事はいつでも良いよ。…じゃ」
それだけ言って、彼はさっさと立ち去って言った。
「……………」
なんつー男前!顔じゃなくて、あたしに惚れたその心が男前だ!
あたしの良さに気付いてくれた彼は、素晴らしいと思う。
もう、全力で彼を讃えたい。