最低の恋を、してみました。
「どんだけやりたいねん。ほならユウな」



リーダーがどうでも良さそうに、飴食い競争の欄にあたしの名前を書いた。



リーダー、なんでそんなに冷たいのよ。



もっと構って。



ナミも飴食いに出場する事が決定した。



どうやら、あたしと同じ考えらしい。



「じゃぁ、次は団体戦な。綱引きと騎馬戦どっちがいい?」



あたしは迷わず答える。



「綱引き!」



だって、騎馬戦怖いもん。



女子の必死の形相って怖いもん。



髪の毛引っ張られたら嫌やもん。



「ユウは綱引きな。ナミは?」


「あたしも綱引き」


「了解」



ここでもナミと同じ事を考えてるっぽかった。
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