最低の恋を、してみました。
「リーダーは騎馬戦やろ?」



あたしはリーダーの背中を軽く叩いた。



ホンマは肩を組もうと思ったんやけど、長身のリーダーに対してチビのあたしではちょっと無理があったから諦めた。



「当たり前やん」



ニヤリと笑うリーダー。



た、頼もしいです。



「ほなら、これで最後な。応援団は誰がやる?男子は男子で決めるらしいわ。別に人数は決まってないし、何人でもいいで」



応援団…



なんて素晴らしい響き。



「やるやる!」



体育祭は嫌いやけど、そういうちょっと目立つ事はやりたがるタイプのあたし。



一番乗りで立候補した。



「言うと思ったわ」



リーダーが微笑を浮かべる。



美人。



美人で運動神経抜群ってどういう事や!



どっちがくれや!
< 106 / 259 >

この作品をシェア

pagetop