最低の恋を、してみました。




『お前、今日シバと中学行ったやろ』



ナオからのメール。



『へ?何で知ってるん?シバに聞いた?』



返信。



『違う。マコが言うてた』


『いや、でも何であたしの事わかったんやろ。シバの事は知ってるみたいやったけど』


『まぁ、それはいいやん』



なんでマコがあたしの事を知っていたか、この謎はナオとの最後を迎えても結局わからんかった。



そんなにずっと考えてたわけでもないし、あたしがこの時以外にこの質問をしてないからなんやろうけど。



『ちょっと気持ち悪いけど、まぁいいわ』



実際、それほど気になってるわけでもなかった。



そんな事よりも、次にナオから来たメールが嬉しかったから。
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