最低の恋を、してみました。
本気や。



っていうか、さらっとそういう事言うんや。



忘れてたけど、コイツは綿菓子のように軽いヤツやった。



改めて、自分が何でナオを好きなんかわからへんようになった。



顔か。



まぁ、否めない。



『わかった。でも、あたしナオの家知らんで』


『駅まで出てきてくれたら、迎えに行くから』



ヤバい。



めっちゃ緊張してきた。



しれっと渡すつもりやったのに、まさか家に行く事になるとは。



どうしよう…
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