最低の恋を、してみました。




翌日。



バレンタイン当日。



「着いたよ」


「わかった。ほなら今から行くから待っといて」



あたしはナオに指定された駅で自転車のサドルに跨がりながら、携帯の通話終了ボタンを押した。



ド田舎の駅には誰もいない。



しかも、極寒。



頼むし、はよ来て。



昨日から、ずっと緊張してる。



今電話でナオの声聞いたら余計に緊張してきて、本意気で吐きそうになってきた。



あたし、大丈夫やろか。
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