秘密な結婚


「……私が怒られて、

拗ねたと思ったの?


それでそんなに慌てていたの?」


「…違うのか?」


「いやだ、チーズを買いに行ってたのよ。

さっき、ない事に気付いたの。

シーザーサラダにはチーズをかけないと、

拓真、あまり食べないから」


ふと見ると彼女の手には

コンビニの袋が下がっている。


「…俺はそんな子供みたいな真似はしないぞ」


彼女はフフッと笑って俺の背中をポンポン、と叩いた。

「はいはい、あなたは子供じゃないわよ」


………子供扱いしてるよ。




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