秘密な結婚
私の目の前で揺れる
綺麗で大きな瞳に
私の心が……またしても囚われそうになる…。
……はっ!!
ちっ、近いっ……。
誰か、来たら……。
「ねえ。
もう、嫌なの……?
……紗和……」
や……止めて…。
「い……、嫌じゃ……ない……」
そんな甘えた声で…言わないでよ。
さっきの会議中の凛とした声とは
別人だわ…。
唇が触れそうな程に近付く
彼の顔から逃げるように
私は顔を逸らした。
グイッ。
顔を元の位置に戻される。
「!!!」
チュッ。
……え。
またしても、目前には彼の瞳。
「……良かった。
…愛してるよ、紗和」