秘密な結婚
―――。


「春木課長、私……、

課長の事が……好きです」

「え…」



……また…告白されてる。

書類を経理に届けようと、
エレベーターの前に来た私の耳に飛び込んできた会話。


非常階段のあたりから聞こえてくる。


はあ。

こんな場面に今まで何度

居合わせてきただろう。


まあ、私達が結婚している事は

誰も知らないから

フリーに見える彼は、当然、モテるわよね。


だけど……拓真は私のものだと

……言えないから、私は彼を信じるしかない。




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