こちら広報部




アンカーは200Mトラックを2周する。

今は、もう残り100Mのところだ。
葵君はその間に一位との差をほとんど無くしていた。


「頑張れーっ!!」
「いけー!」
「ぬけぬけー!」


『おぉっと!赤ブロックアンカーと
白ブロックアンカーの距離はいつの間にかなくなっております!さぁ、どちらがゴールテープを切るのでしょうか?!』



アナウンスの声が場内のボルテージを
一気にあげ、歓声が上がる。




葵君も、赤ブロックのアンカーの人も
一歩も引かない。

それでも、歯を食い縛って走る葵君を見てうちはいても立っても居られなくなり…



「……頑張れーっ!葵君ーっ!!」



葵君がうちの前を通過するときに
思いっきり叫んだ。

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