ティアドロップ エアラインズ
翼と腹に力を込める。

背中には、260人の乗客。

ジーン、心配ない。

息子にはもうじき会えるだろう。


俺は、少し体を傾けて、彼の指示を待った。



まっすぐに、滑走路と旅客ビルの明かりが見える。


指示さえあれば、風をつかむ自信があった。


< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop