†玩具になってわかったこと†

そんな二人が言い争いをしている時…

「翼…くん…？」
「ん？」
「私……」
そう言うと唯歌はおもむろにメガネを取った。

翼はメガネを取った唯歌を見ると息を飲んだ。

「ぉぉ……」
翼はいつもメガネっ子で見た目が地味なみつあみの唯歌しか知らないため、驚いていた。

「翼くん。ホントはね、」
そう言うと髪の毛のゴムも取った。

唯歌が翼に見せた姿はロングでつやのある、ストレートヘアでスタイルも良くすごく美人な女の子だった。

翼は唯歌のことがもっと好きになった。

今までは、与えられた仕事をきっちりこなし、みんなとも話して勉強も出来て…そんな唯歌のことが好きだった。

でも今は、上に書いた以外で、すごくスタイルのいい美人な人、というのも加わった。