赤い糸―運命のヒト―



帰り道。



幼い頃はこうしてよく手をつないで帰った。



いつからだろうか。



そうしなくなったのは。



あの頃よりは大きくなったであろう空の手も、俺にしてみれば小さいままだ。



それは俺達が同じ時間を過ごしてきたからで。



俺も、空も、成長したんだ。



それでも…ーー



空の心は傷ついたまま。



幼いあの頃のまま、深い傷が残っている。




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